キュレーション対策にGoogleがアルゴリズムを変更か?

DeNAのキュレーションサイト「WELQ」が社会問題となっていましたが、Googleがアルゴリズムを変更して不正確なコンテンツを上位表示させないようにしたようです。

検索結果を上から順に降りていけば、「これはこっちのページのリライトだな。」とひと目でわかるコンテンツが多々ありますが、明らかにオリジナルと思われるコンテンツがリライトページよりも下位に表示されているケースが現状でもかなり多くあります。

単に語尾を変えただけで、細かい部分では支離滅裂となっているコンテンツが多く見受けられます。そのようなコンテンツが上位表示されてしまう理由は、更新頻度が高く、ページボリュームが多いサイトが上位表示されやすいアルゴリズムだったのではないかと僕は考えています。

いわゆる「Wikipedia効果」とでもいうのでしょうか、ページボリュームと更新頻度に重点を置くアルゴリズムになってしまえば、ライターを雇って組織化して大量のコンテンツを作成することで上位表示が可能になってしまうのかもしれません。

けれども、今回、「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示される」ようになったとのことですので、このあたりのアルゴリズムに変更が加えられたのではないかとぼくは推測しています。

おそらく、コンテンツ内から特定のキーワードをピックアップしていき、ほぼ同じ順序で並んでいれば、そのどちらがリライトされたものであるとの区別が簡単にできるはずですが、そのようなアルゴリズムは難しいのでしょうか。

もしくは実際にライターになって、組織的にコンテンツを量産しているメディアに潜入して、内部からペナルティーを適用するような対策も可能ではないかと思います。もちろん、民間企業ですので捜査権限などはないかとは思いますが、ネット上でライターからの情報提供を広く募れば、多くの情報が集まってくるのではないかという気がしております。

ただ、ネイバーまとめのように、画像がパクられたという情報がネット上には無数にあるものの、Googleの方ではあまり対応はしてもらえないようです。先日もchange.orgにて、「NAVERまとめへの広告配信を停止してください」という賛同者を募る提案がありましたが、Yahooもあまり乗り気ではないようなふいんきが感じられます。

様々な事情があるかと思いますので、ネット上からキュレーションサイトが消滅するのは難しいのかもしれませんね。

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