見出しh1「line-height」の値はfont-sizeに反比例する

前回、大手メディアの見出しh1フォントサイズについてチェックしましたが、海外サイトでは40~60px程度、日本では24~32pxで設定されているケースが多いようです。

☆前回の記事
→ 見出しh1のフォントサイズは何pxがよいのか?

そこで、今回はh1のline-heightについてもチェックしました。

海外メディア

Bloomberg:1.25(font-size:59.7px)
ワシントンポスト:1.1(56px)
ハフポスト:1.36(52px)
BBC:1.1(44px)
CNN:1.25(40.5px)
ロイター:1.18(35px)

Avg.:1.20(47.86px)

h1のフォントサイズが40px~60pxで大きめに設定されている海外メディアの場合、line-heightについては小さめの「1.1~1.2」で設定されているケースが多いようです。

一方、フォントサイズが24px~32px程度の日本メディアの場合、「1.3~1.5」程度のケースが多いようでした。

日本メディア

読売新聞:1.3(32px)
NHK:1.4(32px)
西日本新聞:1.4(32px)
産経新聞:1.3(28px)
毎日新聞:1.5(26px)
東京新聞:不明(24px)
朝日新聞:1.4(24px)
日経:1.5(24px)
ヤフーニュース:1.4(22px)
msnニュース:1.33(36px)

Avg.:1.39(28px)

公官庁のホームページでは1.2程度のケースもあります。

官庁

首相官邸:1.33(48px)
厚生労働省:1.2(36px)
経産省:1.2(25px)

また、コンテンツ内については、16pxで「1.6」、もしくは「1.7」のケースが多かったです。

おおむね、「font-size」と「line-height」は反比例の関係にあると感じています。

当ブログについては、コンテンツ内もh1も同じ「1.6」で設定していたのですが、h1については1.4前後に変更した方がよいのかもしれません。

h1の見出しが長くなり、文字サイズが大きい状態で2行に表示される場合、line-heightを大きく設定してしまうと行間が空いてしまい、少し間の抜けた印象を受けてしまいます。そのため、ある程度は小さく設定した方が良いと思います。

まとめますと、フォントサイズが「40px~60px」のline-heightは「1.1~1.2」程度、「24px~32px」の場合は「1.3~1.5」程度、「16px」の場合は「1.6~1.7」程度がよいと思います。

また、font-familyについては、おおむねヒラギノ、メイリオのサンセリフ・ゴシック体でしたが、首相官邸と読売新聞についてはセリフの明朝体、文科省はゴシック体でも「MS Pゴシック」を採用しているようでした。

結論としましては、日本のサイトの場合、おおむね見出しh1のfont-sizeを28px、line-heightを1.4、font-familyをヒラギノ、メイリオ、sans-serifにて設定するのが一般的なのかもしれません。