オールドドメインなるものの考察
困難なSEO対策をお手軽に済ませる方法として、オールドドメインを取得するという方法がありますが、どこまで有効なのかという点については、はなはだ疑問が残る点も多いです。
私がオールドドメインに興味を持ち始めたきっかけは、1年間ほど検索ランキングで1位だった自サイトが、最近2位に落ちてしまったことに端を発しています。
去年あたりまでは、そのサイトのみで月10万円以上のアフィリエイト収益が発生していた健康食品関連のドメインです。
検索順位でずっと1位だったこともあり、油断していて更新をさぼっていたのもありますが、そのライバルサイトのバックリンクを調査してみた結果、どうも中古ドメインを効率的に活用していることが判明したのです。
バックリンクサイトの被リンクとして、オールドドメインからの被リンクが多数見受けられたのですが、いずれもページランクが5や6のドメインばかり。
なるほど、これではランキングが逆転しても無理ないなと思い、私もオールドドメインでいくしかないという結論にいたったわけであります。
正直、グーグル検索ではページランクの高いサイトからの被リンクがたくさん集まっている場合、同レベルの被リンクを集めない限り、コンテンツ内容をどれほど充実させても検索順位は逆転しないという印象があります。
そんなわけで、私もオールドドメインを取得せねば...と思い立った次第なんです。
ただ、オールドドメインといいましてもさまざまな要素が関連しており、いくら年代の古いドメインだからといって、必ずしも高ページランクがつくわけではないのです。
空白期間がなく、オーソリティーサイトからの被リンクも多数存在し、コンテンツ内容と関連性のあるドメインでなければ、ドメイン年齢の古さは役に立ちません。
総合的に考えると円高ということもありますので、海外オークションで落とすのが一番てっとりばやい印象があります。おそらく、日本語ドメインのオールドものというのはなかなか落ちているわけでもないでしょう。
100ドメインを取得して検証してみた結果、当たりはずれが半々といった感じになっています。
このはずれというのは、残念ながらページランクゼロがついた時点です。
グレーの状態であれば、数週間程度で元にもどる可能性もありますが、ゼロが付いてしまった場合、すべての被リンクがリセットされていると考えて間違いないでしょう。
どの程度までの資金があるのかによっても違いますが、一般的に5,6のドメインを取得するには、最低でも1万円程度は見ていた方がぶなんかと思います。
3,4程度でしたら、やり方によっては格安ドメインのキャンペーンなどを利用して、期限切れ直後のものを数十円から取得することも可能かもしれません。