アフィリエイト収入が多い場合は個人事業で開業しよう

アフィリエイトなどネットビジネスで収入の多い方の場合、個人事業で開業すると節税効果が見込まれます。八百屋さんや床屋さんなども個人事業の方が多いと思いますが、アフィリエイト収入の場合でも、ウェブ作成業などの職種として比較的簡単に開業することができます。

株式会社の場合は「法人」という扱いになるわけですが、個人事業主の場合は個人が事業をしてますよっていうそれだけのことなんで、特に難しい手続きとか審査とかは必要ありません。

そもそもなぜ開業するのかという点については、ほぼ、税金上の利点ということにつきるかと思います。現在の所得税率でみますと、例えば、月150万円以上稼いでいるスーパーアフィリエイターの場合、年間所得で1800万円程度になってしまいますので、日本の最高税率に達してしまうわけです。

この場合、所得税40%、住民税10%ですので、合わせて50%。控除額が数百万あるとしても、所得に対して、およそ半分近くの税金がかかることになってしまいます。健康保険なども高額になってしまいますし、なんだかんだで1年のうち、4~5か月分の収入を納税することになってしまうわけです。

もっとも、このぐらいになると法人成りして株式会社にする方が多いのかもしれませんが、いずれにしても、節税対策というのが必要になってくるわけです。

この最低限の節税対策として、個人事業として開業して青色申告による65万円の控除を得るということになるわけですが、個人事業主として開業すると、次年度の秋ごろに個人事業税というのも別途に請求されてきます。これは5%程度ですが、形式上は最大55%の税金がかかってしまうことになります。

加えて、売上1,000万円以上の場合は、2年後から消費税の納税義務も発生してしまいますので、開業したからといって劇的に節税になるというわけでもなく、やらないよりはマシといった程度かもしれません。

(ただし、900万円以下の部分は33%、330万円以下の部分は20%といった感じで段階的に適用されますので、思っていたよりは低くなるのが一般的です。)

こうなると、法人税はせいぜい4割程度ですし、自分の給与も経費にできますので、法人を設立した方がお得ということになりますが、いきなり法人というのは法人口座開設や定款作成などでもハードルが高いので、一旦は個人事業を経由することをオススメします。

実際に個人事業をはじめるには、「開業届け」と「青色申告承認申請書」のふたつを税務署に提出するだけです。これは単に提出すればいいだけなんで、特にどうということもなく、提出した時点で個人事業主となってしまいます。誰の許可も必要なく、今日から私は個人事業主だって税務署に宣言すれば、それであなたはもう個人事業主になれてしまうのです。

PDFなどについては、以下のページからダウンロードして書類を入手できます。

個人事業の開業届出・廃業届出等手続
所得税の青色申告承認申請手続

この際、国税局に送付されてしまう方もいるようですが、お住まいの地域の税務署に提出するようにしましょう。

加えて、控えのコピーを忘れないでもらうようにしておくことをおすすめします。

この控えというのは、のちに個人事業用のビジネス口座を開設する際にも必要ですし、税理士に依頼する際にも必要なので、けっこう重要なのですが、こちらから控えを送ってほしい旨、通知しておかないと、税務署から送付されてくるわけでもありません。
返送用の封筒に切ってをはるなどして、同封しておくようにすることをおすすめします。

また、青色申告をして控除額を増やすにはきちっとした帳簿を作成することが義務づけられますが、記帳作業というのがなかなか面倒くさいかもしれません。ただ、「やよいの青色申告」のソフトなどを使用するとわりと簡単に記帳できるでしょう。

あとは、小規模企業共済や国民年金基金なども利用して、できるだけ控除額を多くするようにすると、ある程度の節税効果が見込まれます。来年度になってからでは遅いケースもありますので、今年分のアフィリエイト報酬が多くなってきた場合には、今年中に検討されてみることをおすすめします。