サイト運営での法人成りは合同会社が最適
今まではサイト運営を個人事業者としてやっていたのですが、最近は税金の負担が高くなってきたので、法人成りすることにしてみました。個人事業と法人の役員報酬では税金面で大きな違いがあるようなんです。
まず、法人成りすることで給与所得者の扱いになり、給与所得者控除で65万円以上の控除分が発生するので節税になります。
この給与所得者控除はサラリーマンの経費とも言われていますが、個人事業の際の経費のように領収書をとっておく必要はなく、使っても使わなくても一律で控除できるのでお得です。
また、そもそも自分の給与報酬は人件費として経費に計上できますので、この面でも節税効果が見込まれます。個人事業の場合は専従者の分しか経費に計上できません。
加えて、税率自体も法人税は低めで、中小の規模で800万円以下の場合は15%程度です。このほかにも法人住民税を合わせる必要がありますが、法人税自体はある程度、低めの設定になっています。
個人で払う所得税自体は給与所得も事業収入もかわりがなく、所得税と住民税で最大50%以上はいってしまいますが、税率の低い法人税として会社が払う分を多くすることで節税になります。
これらを合計しますと、私の場合、たぶん、100万とか200万円程度の節税にはなりそうな気がするのです。
そんなわけで法人成りすることにしたのですが、合同会社(LLC)というのがいいらしいのです。最近できた制度らしいのですが、小規模の法人を設立する際には最適みたいです。
手順を大雑把にいいますと、税理士に定款などの作文をしてもらい、会社印で判子を押し、収入印紙をはって法務局に登記するわけですが、株式会社と比較しますと定款認証なども必要ないですし費用も安く済みます。
私の場合、資本金も気持ち程度で済ませたので全部で20万円程度でした。
そのほか、必要なものでいえば、会計ソフトを購入したぐらいでしょうか。今まではやよいの青色申告ソフトだったんで、同じ会社のにしたのですが、これの分で数万円程度かかりました。
あとは名刺ぐらいでしょうか。
合同会社の場合は取締役とかはないんで、肩書きで社長とかは書いちゃいけないようなんですが、CEOとかそのへんのを書いておけばいいと思います。
ただ、実際に使うとなると、「この程度の資本金でCEO?」みたいな微妙な空気が流れて苦笑いされるはずです。合同会社の役職については代表社員あたりにしておくのがぶなんかもしれませんね。